気になる資産運用ログ

マンション、ロレックス好きの気になる資産運用

【時計】パテックフィリップとノーチラス

ノーチラスを買うために仕事をしているリタイア出来ない系ピーポーですw

 

ここ言う言い方は雑かも知れませんが、

人気モデルが街で丸かぶりってのは嫌ですよね。

 

しかもデートの時なんかだったら、彼女から「被ってるよw」と笑われ、センスが良いはずなのにダサ男になっちゃいますw

結婚なんかしたら、センスの無さをずっと言われ続けます。

 

よくあるのが、

  • ノースフェイス バルトロ被り
  • メタルGショック被り

 

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この2つは生産量が多いだけに被りますし、目立ちます。

もっと言えば、バルトロ人気、ノースフェイス人気も旬は今年限り。

 

アップルウォッチも被りますが、この辺はガシェット系なんで気にはならない感じですね。

 

 

時計はというと、、、

 

ロレックス人気

 

エクワンやエクツー、サブマリーナ は電車でもよく見かけます。被る確率高い系です。

 

バルトロほどのショックはありませんが、希少性だと思って意気揚々と着けてると、その反動も大きいです。

 

電車のつり革から手を下ろしたり、

シャツで隠したり、

「あー😩、やっとの思いで手に入れたのにあんな感じの人と一緒か〜」

「なんか興ざめしちゃうな、もう売ろっかな」

とか、嘆き節です。

 

そんな中、HODINKEEに面白い記事がありました。

なぜパテック フィリップのティエリー・スターン(Thierry Stern)はステンレススティールにこだわり続けるのか?

なぜパテック フィリップのティエリー・スターンはステンレススティールにこだわり続けるのか? - HODINKEE Japan (ホディンキー 日本版)

 

記事はここからの引用です。

今年2月、ケビン・オレアリー(Kevin O'Leary)は待ちわびていた時計をついに手に入れた。それはブルーの盤面が美しい、パテック フィリップのSS製ノーチラスRef. 5711/1Aだ。オレアリーは、この時計を手に入れるまでに7年も要した。 

なぜそれほどまでに時間がかかったのだろう? 2万9800ドル(約370万円)もする時計を買う日のために、細々と貯め込んできた訳では無いだろう。彼は裕福である。非常に成功した起業家で、ABCの番組シャークタンクのスターとしても有名だ。その資産は4億ドルと見積もられており、パテック フィリップや他社時計メーカーのあらゆる時計を手に入れることができる立場にある。 

 

ノーチラス5711は資産4億円の方でも順番待ち並ぶ必要があります。5711青文字盤はノーチラス の代表作で一番人気のモデルです。

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ノーチラスの希少性は、それ自体の美しさよりもさらに人を惹きつける。その入手困難さから、オレアリーや何千人もの同じ趣向の人たちがこの時計を求めている。ようやく時計を手に出来たことに歓喜して、オレアリーはロンドン・ジュエラーズで「誰もがこの時計を欲しがっているけれど、誰も手に入れることはできない!」と叫んだ。 

 

ノーチラス は誰でも手に入れることができないんです。それは日本でも同じです。

 

転売屋らの手により、オンラインやオフライン上で中古時計販売店やグレーマーケットのアウトレットから新品のノーチラスが入手可能となっている。ロンドンのパテックの顧客についての話は、時計業界では有名な逸話だ。オールド・ボンド・ストリートにあるパテックの正規ディーラー、マッピン&ウェッブで5711を定価の2万3440ポンドで購入し、ピカデリー通りを1ブロック下ってバーリントンアーケードにある正規中古時計ディーラー、ウォッチファインダー& Co.に向かう。そこで、彼らは時計に50%の付加価値をつけて売り、ほんの数分で1万5000ドル分のポンドを手に入れる。ウォッチファインダーでは、時計にさらに50%以上上乗せした値札をつけ、待ちきれない購入者やウェイトリストに乗る見込みのない者に販売する。 

ノーチラスは定価が350万くらいで中古で700-800万の価格が付いてます。この状況はイギリスでも同様のようで転売益に目がくらみ売ってしまう方も多いそうです。

 

結局、人気が人気を呼び、パテックへの苦情となります。

ノーチラスの人気はパテックに不都合な点もある。ウェイトリストや待ち期間が長すぎ、店舗にあるパテック フィリップの陳列ケースが空であること、そして顧客とのピリピリした関係について、正規ディーラーから苦情が出る。顧客もまた同様に苦情を言う。ウェイトリスト入り出来なかった人々は、パテックやその正規ディーラーが一部顧客を特別扱いをしており、スティール製ノーチラスの販売を大得意先や大物のみに限定していると非難する。

 

これについてパテックの幹部は以下のようにコメントしてます。

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先日スイスでスターンと会い、SSノーチラスの品不足について簡単にに話す機会があった。もちろん彼は、その重大性を痛切に感じている。私がマッピン&ウェッブの逸話に触れると、彼は指をパチンと鳴らしながら、こう述べた。

「その通りです。現在、店舗から出てすぐに時計を(高額のプレミア価格で)こんなにも簡単に売ることができます」

この問題やその他の問題はひと晩で簡単に解決できる、と彼は言う。しかし、彼の見解では、その対策はより悪質な問題を生むという。

「もしも明日、突如4万本のスティール製時計を製造することにした場合、この問題は解決します。何故なら店を出ても、このような値段では売れなくなるのですから」

しかし、スターンはこう述べる。
「これは危険な問題です。非常に慎重にならなければならない種類のものです。以前、IWCはゴールド製の時計を多く製造していました。そして、IWCは問題を抱え、すべてをSSで製造するようになりました。その後、金時計の製造に戻ろうとしましたが、うまくいきません。一度スティール製で値段を落とすと、元に戻すことが非常に難しくなるのです」 
「そして、私はパテックで同じ轍を踏みたくはありません。だからこそ私は、何年も前に『数を制限しよう』という決断をしたのです。 私は主にノーチラスのSSバージョンの製造数を制限しています。それは誰もが探し求めている時計です。そして、なぜそこれほどプレミアがつくほどなのでしょう? それはただ単に、希少だからです」 

「私たちの間では、いかなる時もスティールモデルは非常に希少です。私は、その数について非常に厳しくあらねばなりません。私は素材の面で、スティールがコレクション全体を牽引する存在となって欲しくありません。だから慎重である必要があるのです」 

スターンは言及していないが、それはオーデマ ピゲがロイヤル オークによってもたらされた事実だろう。スティールモデルが巻き起こしたセンセーションが、ブランドの顔となってしまったのだ。私の情報源からは内々に、スターンはロイヤル オークの教訓を参考にしている、と伝わってきた。ブランド・エクイティとブランド・アイデンティティの観点から、彼は断固としてノーチラスをパテック フィリップの象徴にさせまいとしている。 

 

パテックの製造量は年間6万本ですから、仮に4万本製造すれば、プレ値は無くなると名言しております。ただ、この場合主力がSSになるということです。IWCの教訓からしないと言ってます。

またAPのロイヤルオークのように、ロイヤルオークのみに人気が集中してしまうことも危惧しています。

 

つまり、スターン氏はSS人気は分かっているが、ノーチラス がパテックの顔になることや無垢モデルが軽視されることはパテックらしさがなくなると考えていると思います。

 

パテック フィリップは、ノーチラスの製造数を公表していない。しかし、社の方針により、SS時計の製造を全体の25%から30%に制限している。「これはパテック フィリップが各年で製造すべきスティールウォッチの最大数であり、我々はこれを守るつもりです」と、スターンは述べる。

スティールウォッチの製造数の大半は、婦人用Twenty~4コレクションが占める。そのため、その数は若干異なっているかもしれない。
「Twenty~4のクォーツモデルそしてさらにオートマティックモデルでは、供給を少しだけ増やしても問題ない、とゴーを出しました」

しかし紳士用時計、特にノーチラスの場合、制限は厳格です。スターンと彼が信頼するブレインは、ノーチラスの需要が急増し始めた数年前にその決定を下したと、スターンは言う。「我々は、『何てことだ、気をつけなければ』と思いました。 『これが最大数だ』と言ったのもその時です。パテック フィリップのディーラーたちは、年に2点入荷できたら幸運な方だと言いました。そしてディーラーの中には全く入手できなかった者もいるのです」

 

6万本に対して25-30%ということは、SSは1万5千から1万8千本でしょうか。この大半が女性用のtwenty4とのこと。twenty4、恐るべし!

 

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スターンは、スティールウォッチの品不足を維持することによって、高い需要とプレミア性を焚き付けていることを認めている。「そう、私がそうしているのです」と、彼は述べる。「それは簡単なことではありません。小売店、さらには自社のスタッフさえも、SSモデルの製造数を増やすよう要求してきます。需要がそこにあるからです」

しかし、彼は製造数を減らしてはいない。パテックがスティールウォッチの製造数を削減しているとの憶測に反し、紳士用時計であっても、製造数は徐々にではあるが増加している、とスターンは述べる。「製造数を増やしてはいますが、徐々にです。総製造数に対する割合なので、わずかに増やしている程度です」

パテック フィリップのウェブサイト上にある紳士用時計の2019年新モデル10個のうち、スティール製は2つだけだ。うち1つは、年次カレンダーとムーンフェイズを搭載した、ブルー文字盤のノーチラス Ref.5726/1A-014だ。もう1つは、カラトラバ Ref.5212A ウィークリーカレンダーである。「これは、スティール版です。しかしそれは1点のみで、増産する気はありません」と、スターンは言う。 

その他のモデルに関しては、プレッシャーは膨大であるにも関わらず、彼は何もする気はない。「例えば、アラーム機能を持つパイロット(新作のトラベルタイム 5220P)は、プラチナ製です。スティール製ではありません。もちろん、SSバージョンへの多くの要望がありましたが、私は『いいえ、絶対に製造はしません。ウィークリーカレンダーに留めておいて、様子を見ましょう』と言いました」

(すべてのスティールウォッチは予約販売であり、商品が陳列ケースに並ぶに至らないため)ディーラーの店頭で空のパテック フィリップの陳列ケースが並んでいる恐ろしい光景について尋ねると、スターンはそれに悩まされていると述べた。「この状態がよくないことは確かです」

そのことが、彼が最近パテック フィリップのディーラーネットワークを約3分の1削減した理由のひとつだ。「製品を十分に供給することができないため、私には選択の余地はありませんでした。ただ、製造数を増やしたくはありません。私が唯一できることは、小売店の数を減らし、その他の店で十分な在庫を保てるようにすることでした。 米国では、ディーラーネットワークを正規ディーラー160店舗から約100店舗にまで縮小しました」 

 

SSは製造量を僅かながら増やしているとのことですが、入手困難は続きそうです。

それより問題は正規ディーラーの数を減らすとのことです。

 

日本でもいくつかあり、予約している方も多いかと思います。正規ディーラーの予約分は、ディーラーのみの予約とのことで、取り扱いがなくなったら予約も意味がなくなってしまいます。

 

日本にも影響があるかもしれませんね。

 

将来を見据えて、スティールウォッチの周期でどういった予測しているのか、スターンに尋ねた。
「この傾向はしばらく続くと思います」と彼は答えた。

パテックのスティール時計のプレミアについては? 
「(SSノーチラスの)プレミア化が、この先も続くことは確かです」とスターンは答えた。「なぜなら、製品を購入できる人がますます増えているからです」 彼による供給制限を踏まえると、需要は確実にそれを上回る。 

パテックはSS人気を利用してさらなる雲上ブランドの確固たる地位を得ることでしょう。

 

そして、最後の一文が今回の時計マウントにつながります。

またそのプレミアが続くことも確実で、SSノーチラスを所有することがステータスとなる。「それが人間の性質です」とスターンは言う。「『ほら、僕はもう持っているよ』と見せびらかしたいがためだけに、この時計を所有する人が必ず出てくるでしょう。 これはどんなときでも変わりません」

 

 

ほら、僕はもう持っているよ😊

 

つり革を掴みながら、周りに放っているオーラ🌅🌅🌅の他、ありません!

 

人間の性質として、5711はいつかほしいですね!

 

でわー